あっちのヒーラー、こっちのヒーラー、
と会いに行き、
効果があると聞けば、
あっちのヒーリング、こっちのヒーリング、
と習いに行く。
そして覚者の講演会となれば、
アイドルの追っかけのように、
遠くまで出かける。
そんな人をスピリチュアルジプシー、
もしくはスピリチュアル難民と言います。
そうやって、さ迷い続けている限り、
心に平和は訪れません。
幸せにもなれなければ、差取ることもできません。
安住の地は探してもどこにもありません。
幸せは「なる」ものではなく、
感じるものです。
差取りとは、今の自分と差取った自分に、
差が無いことに気がつくことです。
幸せは、心の平和は、安住の地は、
探してもないのです。
なぜなら、あなたはいまその地にいるのですから。
すでにそこにいるのに、
東だ、西だ、北だ、南だと、
探しても見つかるはずがありません。
今いる場所、そこが幸せの地、
平和の地、安住の地です。
差取りとは、目指すものでも、
到達する境地でもありません。
今のあなたで何も問題ないのです。
そのままでいいのです。
そのままの自分を受け入れてください。
そのままだからいいのです。
幸せになるにも、差取るにも、
いまの自分に何かを付け足すのではなく、
付け足そうとする気持ちを手放して、
いまの状態、いまの自分を受け入れるのです。
苦しい状況で、到底受け入れられない!
という方もいるでしょう。
先の見えない状況に、暗い気持ちになり、
気が遠くなるでしょう。
先を見るから暗くなるのです。
先を見るから気が遠くなるのです。
今日だけを生きてみてください。
今日だけを楽しんでください。
明日になったら、
明日も今日だけを楽しんでください。
先のことを考えなくてもいいのです。
怖れを手放したとき、
うまくいくようになっています。
本当に大丈夫ですから。
すべてはうまくいくようになっています。
なので、その手にぎゅっと握りしめている
怖れを手放してください。
怖れは思考を固めるだけです。
指を一本一本、ゆっくりと伸ばしていってください。
慌てなくて大丈夫です。
ゆっくりでいいですから。
手放すことに力はいりませんよ。
努力も不要ですよ。
ゆっくりゆっくり手放しましょう。