40代からの人生逆転

40代なんてまだ折り返し地点を過ぎたばかり。40代からでも人生は逆転出来ます!

木村政彦、塩田剛三の夢の対談記事を読んで興奮しました!武道っていいですね!


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今日はマニアックな話題なので、ついていけない人が多数かと思いますが、備忘録的な意味合いで書きたいと思います。


柔道の木村政彦先生と合気道の塩田剛三先生が雑誌の企画で対談してたんですね!

こちらのブログを読んで初めて知りました。

blogs.masoyama.net


ブログに対談の内容が載っています。お二人とも拓大の同期だったそうで。知りませんでした。いやーこれは夢の対談ですよ。


お二人のことを知らない方のために、少しご紹介しますと、木村政彦先生は、「稽古の鬼」「木村の前に木村なし、木村の後に木村なし」と呼ばれた恐ろしく強かった不世出の柔道家です。


塩田剛三先生は、合気道の開祖・植芝盛平先生に師事。合気道を極めた方で、合気道・養神館を興しました。「最後の達人」とも言われている方です。

 

もうね、漫画のような技で若い弟子を倒していく動画がYou Tubeにアップされてますから、興味がある方は検索してみてください。

 

で、個人的に気になった箇所を抜粋。

木村 塩田は俺と腕相撲で勝負したこともあった。 いや、強かったな。 俺は身長170センチで85キロだったが、塩田は154センチで47キロだった。

塩田 木村は、10回やって10回負けたとどっかでしゃべってたが、実際は3回やって初めの2回だけ俺が勝ったんだよ。 もっとも、3回目は手を抜いたけどな。(笑)

えっ? えっ? ちょっと待って!

木村先生、塩田先生に腕相撲で負けたの?

信じられん!


木村 いや、家へ帰ってきて食事をしてフロに入ってから独りで稽古をやった。 腕立て伏せをまず千回、それからボディビル、80キロのバーベルをベンチプレスで600回挙げる。 これだけで1時間くらいかかった。

それから、もみじの木に打ち込みを千回。 ものすごい太いもみじの木にね、柔道の帯を巻いて打ち込みするんだが、毎日千回もやってるとすぐ切れちまうんだな。 金がかかってしようがない。(笑) それでロープを持ち出してやってた。

バケモンだ・・・。

腕立て千回の後、80キロのベンチプレス600回って。筋力トレーニングを徹底的にやって、その後にもみじの木相手に打ち込み。こうやって、パワーを技に落とし込んでいったんでしょうね。

でも塩田先生に腕相撲で負けたんだ・・・。

 

ーー木村先生から見て山下や斎藤は稽古不足ですか。

木村 さー、技術面から見ると、真からその道を研究しているようには思えないな。

こんなこと言えるの木村先生ぐらいしかいないでしょ(^_^;)

 

塩田 今、木村が言ったように、霊というか精神力の驚異を俺も目のあたりにしたことがある。

(中略)

肉体は滅びても精神は向上せにゃならん、というのが、先生の考えだったから、だから”ワシが昇天する前が一番強い”と先生は言っていたが、それも証明する話がある。

先生はガンで亡くなられたんだが、死の数日前、もう骨皮スジエモンになっているのに、いきなり「稽古しよう!」と布団からハネ起きた。 絶対安静なものだから屈強の内弟子が止めようとすると、4人とも家の中から庭先までブン投げられたんだ。

木村がさっき無意識で戦っていた話をしたけど、それは合気道の極意でもあるんだ。

死の直前まで強かったなんて・・・夢があるなー。

こんな逸話を読むとまた武道をやりたくなるけど、今は筋トレで精一杯。植芝先生の神がかり的な逸話は他にもありますな。昔、読んだ塩田先生の「合気道修行」に載ってました。

 

合気道は素晴らしい武道だけど、その「理(ことわり)」を理解するのは難しい気がします。一生もんでしょうね。

塩田先生が達人と言われるのは、その「理」を実践できたからでしょう。

 

ーーお2人の達人に、一般の人がどのように稽古すれば、その極意に近ずけるのか、そのヒントを教えて下さい。

木村 むろん稽古するしかない。 しかし、今の人にただ稽古をしろっていったってダメだろう。 ムダな稽古はしたくないだろうしな。 ただし、これだけは知っておくといい。 稽古には段階があるんだ。

始めは強くなろう強くなろうと思って稽古をするけど、それじゃ芸がない。 ある段階になると、人はまわりの人から強く思われたいんだ。 強いところを見せたいから相手を投げたい。

でもそれじゃダメだ。 自分はどういう技をマスターしたいのか、その意志をはっきり持ったら、相手から投げられようが、どうしようが関係ない。

俺は大外刈りにこだわってきたから、負けても大外刈りだった。 その技をマスターしようと思ったら、初心を貫徹する。

稽古で裏を取られてカーッとなるんじゃ、せっかくの技が我流で固まってしまう。 そこで、今まで研究したもんが何もならなくなる。

塩田 基本だよな。 基本を身につけないうちに絶対にその先に行けない。
俺が植芝先生に教わったときは、毎日何を教わるのかわからなかった。

ものすごい高度なことをやる日もあれば、翌日は基本的なことをやる。
今、自分が合気道を指導する立場になって自分の経験から数少ない基本を取り出して、まずそれを徹底して身につけさせるようにしてる。

木村 俺が独りで練習してるときも、ほとんど基本の繰り返しだった。
でも、ある程度のところまで行ったら、伝統的な型をそのまま反復するだけじゃなく、その動作の持つ意味を理解しなくちゃいけない。

どこに相手を投げるか、こっちに投げるか、投げる方向が違ってくると、それによって手の引きとか腰の落とし具合が全然違ってくるんだよね。 ここに投げるんだと決めれば、それに対する手の引き、腰の位置、脇のしめ方、腰の入り方が決まってくるわけ。

それを今の人は研究せず、昔の型をそのまま繰り返している。 人間は背の高い人もいれば低い人もいる。

それによって、技も変わってくるんだ。 理論を理解できないと、その人にあった技を研究することはできない。

塩田 技を徹底して体に浸み込ませれば、あとは相手に対しても自然に技が出る。 木村が無意識で戦ったというけど、それは徹底して技を体に浸み込ませた上でのことだ。

ああして投げてやろう、こうして投げてやろうと思っているうちはダメだ。

このへんのくだりは、深い、深すぎる。技を徹底的に反復して、体に染み込ませる。

それが自然に相手出来るようになる。それが達人。

 

いくら立派な道徳や悟りを説こうが、それが実践できなければ意味はない。机上の空論を述べているだけ。ただの口だけ番長。実践できてナンボだよ。

 

木村 自然かどうか知らんが、自分は試合の前の日から勝つのはわかっていた。 勝つか負けるか試合の前の日に正座して考えるんだ。 禅と同じでね、すると自分の勝つ姿が浮かんでくる。

そうしたら神仏に明かりをつけて、勝利を祈願すると、翌日はどんな相手も小さく見えて、そして前の日に見た通りに勝つんだ。

試合の前の日には勝つか負けるか煩悩になやまされるからね。 塩田がいうように、煩悩を払って、自然体で臨むようにしていたのかもしれないな。

やれることを精一杯やった人間が辿り着ける境地とでもいいましょうか。やれることをやらず、すぐに神頼みする人が多いですけどね。

 

めちゃくちゃ面白い対談です!この対談の全文を読みたくなりましたよ。

単行本化されないかな・・・。この出版社、潰れちゃったから無理かなー。

 

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